実に様々な依存がある

 以前本ブログにも書いたことがありましたが、かつて私はとってもお酒が好きな毎日を送っておりました。一年の内364日くらいお酒をたしなんでいるという生活ですね。

 そのせいで、毎年職場で行われていた健康診断における、肝臓の不健康さを示す様々な値は年々上昇していき、そして、いろんな方々からアドバイスをいただくに至りまして、わたくしは意を決し、まー、半年ほど禁酒を致しました。

 その時分、普段からわりと「ブッキッシュ」な生き方をしていた私は、飲酒依存に関するいろんな書物(もちろんそれは純医学的なものではなくて素人向けのものでありましたが)を読みまして、一つのテーゼを得るに至りました。(そんな大げさなモンではありませんて。)

 それは、生きることは何かに依存することである、ということであります。

 以来私は、どうせ何かに依存するなら、あまり不健康にはならないものに依存しようと努めてまいりました。(しかしまー、依存とは多かれ少なかれ不健康なものでありますがね。)
 このかん様々なものに依存してまいりましたが(このブログなんてものもそのひとつでありましょーが、最近はすでにこの依存は落ちてきつつあります)、現在私が何に依存しているかといいますと、……えーっと、それは、アイロン掛けであります。

 そんな依存があるんかとお思いのお方もいらっしゃるでしょうが、一方で、何となくその気持ちは分かるとお感じの方もいらっしゃることを私は確信しております。
 やり続けていると解るんですが、たしかにアイロン掛けは、依存します。

 何でだろうかとちょっと考えたんですがね、結局たどり着いたのは快感原則ですね。
 これは依存の基本でもありましょうが、気持ちいいから依存するというものです。
 アイロン掛けは気持ちいい。
 この気持ちよさは、つまるところ、自らの行為の快い結果がすぐに目前に具体的に現れるからではないか、と。
 これが、口に出して実際には言いませんが、「いいのいいの、気持ちいいの。」とゆーくらい、本当に気持ちいいんです。あン。

 さて、ここまでお読みいただいて、あまりに他愛のないあほらしい話題と分析ではないかとお感じの貴兄、いえ、別にそうであってもかまいはしませんが、まぁ一度、……いえ、一度ではダメかな、一週間毎日、アイロン掛けをしてみてください。
 きっと貴兄も、この、隠微な快楽にお気づきになられると思います。
 
 そして派生的に、奥方に感謝されでもしましたら、その時はまさに一石二鳥の、背徳的快楽の依存症に貴兄もなられること請け合いであります。いえ、本当。


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蘊蓄も 楽しく牡蠣を 打ちにけり

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殻付きの牡蠣の頂き物で……
早速のわたくしのその場しのぎの蘊蓄も楽しく、
家族みんなでいただきました。

                           秀水


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ちょいと女房がのぞき込む

 ちょっとしばらく、あれこれと忙しかったもので足が遠のいていたのですが、先日久し振りにある大学の社会人講座に行って来ました。
 ある意味ありがたい時代になったもので、結構たくさんの大学が、無料か極めて少額の参加費で様々な公開講座を行ってくれています。
 これはきっと、少子高齢化社会の数少ない「メリット」なんでしょうね。

 先日私が聞いてきたのは「生命をみつめなおす」というテーマで、生物学的視点から哲学宗教倫理的視点まで、3回にわたって行われている(まだ終わっていません)講座の1回目と2回目でありました。

 1回目は細胞レベルで「生きる」を考える内容で、普段そんな理系的な発想や生き方をしていませんからとっても新鮮でしたねー。
 例えば「生きる」ということは、細胞レベルで考えるとストレス適応をしている状態であると定義できるそうであります。

 なるほどねー。
 生きるってどういう事だろう、なんて少し青っぽい問を今だに少々考えているわたくしといたしましては、まるで天窓が開いて爽やかな風が入ってきたかのように、広い光景が見えたような気がしました。

 と、そんなことを1回目の講座が終わった後、家に帰って女房に話しましたら、しばらく黙っていた女房が、次は私も行くと言い出しました。
 それで、2回目は二人で行くことになったんですね。

 あれ、なぜなんでしょうか、大学の講義教室ってなぜか3人掛けの長机ってケースが多くないですか。3人掛けの長机のメリットってのもきっと理系的にはあるのだと思いますが、とにかく3人掛けで、そしてそんな長机には、見知らない者同士は、ほぼ必ず真ん中を空けて両端に座りますよね、少なくともそんなに人が込んでいない場合は。

 でも、女房と二人連れなものですから、3人掛け席に真ん中の椅子を使って2人並んで座りました。
 講義が始まって、ちょこちょことメモしていますと、ひょいと女房がそれをのぞき込みます。そして自分も自分の資料プリントに、カリカリと何か書いたりしています。
 正面のパワーポイントが写されたモニター画面を見て、女房が私の耳元にこそこそとちょっとした質問や感想を言ったりし、私がそれに短く答えます。

 ……うーん、そうだったよなー、とわたしは遙かな往時を思い出します。
 大学時代、キャンパスでそんな毎日を送っていたんだよなー。
 あの頃はパワーポイントなんてもちろんなかったけれど、教授の話を確認したり、黒板の読めない漢字をこっそり聞いたり、そしてもちろん、授業と全然関係のない話を小さな声でたっぷり……。

 「生命をみつめなおす」講座最終回が次週あります。
 別に女房を見つめ直すつもりはありませんが、多分次回も、女房と行きます。


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