今更ながら、「日本ファンタジーノベル大賞」というのがあるそうな。(前編)

  『文学賞メッタ斬り!』大森望・豊崎由美(パルコ出版)
  『後宮小説』酒見賢一(新潮文庫)


 今となっては、少し「昔」の話になります。
 まず、上記の二冊の本の上の本、『文学賞メッタ斬り!』を読みました。
 その頃は、ちょっと売れてたようで、本屋では平積みになっていました。わりと面白かったです。

 なんだかんだ言っても僕の読書傾向なんてかなり偏っていますから、僕のストライクゾーン以外の本はどんなのがはやっていて、そしてどんなのが評価の高い本なのかよくわからなくて、本屋に行っておやっと思った本でも、すぐ購入と言うところまではいかない「ブツ」もありました。
 その点、この本はかなりの幅広さでいろんな文学賞(ただし小説)をカバーしており、いろんなジャンルの旬の本が分かってよかったです。

 (この本がわりと信じられると思ったのは谷崎賞の評価が割と高く、それは僕の感じ方と同じで、少なくとも好みということについては重なるかなと思ったのもありました。でも好みはとても大切ですよね。)

 で、この作者達の評価が高いのが「日本ファンタジーノベル大賞」であります。
 「スリップストリーム」という言葉、ご存じですか?
 なんて言うのか、ジャンルではないのですが、まぁある種の小説の区分を表すラベルみたいなものですが、「傍流小説」と訳すそうです。

 要するに、純文芸誌にいったらエンターテインメントじゃないかと言われ、じゃあエンタメかというと難しすぎてダメだと言われるような小説群だそうで、上述大賞小説にこれが多いということでした。

 で、とりあえず、第一回上記受賞作を読みました。
 冒頭の二冊中の下の本、『後宮小説』です。
 いえ、それなりに面白かったんですよ。ただね、いかんせん中国らしき国を舞台に取った時代物(作者は中国が舞台とは書いておりません、たぶんわざと。)は、なんといっても名作が目白押しですから。
 だから、面白かったけれども、まー、びっくりするほどの物でもありませんでした。
 (少し、残念。次回も、「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作品を。)


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テーマ : 読書記録 - ジャンル : 小説・文学

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