たまには話そう映画の話を(その2)

 ビデオやさんの棚で見つけたので、つい借りてしまった作品が一つありました。
 『博士の愛した数式』です。
 これももう、少し前の映画ですね。どれほどヒットした映画なのかは僕は全然知らないのですが、小川洋子の原作はなかなかの名作です。

 僕は、原作を3回読みました。じつは読むほどに、少しアラが見えてきたりしたのですが、しかし近年の僕の読んだ小説の中では、明らかに上位にランクされるものでした。
 だから、割と期待して借りたんですね。
 で、つくづく感じたのですが、良い悪いではなくて、小説と映画は、当たり前ながら全く別物だなーということです。

 このビデオは、夜に女房と一緒に見ました。女房もこの小説を読んでいるんですね。
 一緒に見終わって、女房が言うには「これ小説読んでなかったら、わからへんのとちがう?」という感想でした。
 僕は、あ、そう言う感想も、ありかー、と思いました。

 僕は、そもそも映画は基本的に全体で2時間前後しか時間がないものだから、その中に納めてしまうためには、原作に比べるとどうしても種明かしのような説明が出てくるのもやむなしかと、感じていたんですね。
 そしてその「種明かし」が、小説に対する映画の理解・解釈スタンスであり、その映画評価の基準ともなる、なんてことを思っていたわけです。
 で僕は、中盤から入ってくる原作にないエピソードのせいで、やや散漫に流れたんじゃないかという感想を持っていたんですが、いや、それでもなかなか面白かったですね。

 映像というのは、やはりいろんな力を持っていますね。放っておくと、のめり込みそうになってしまいますね。
 僕でも、次は何を見ようかと思ってしまいますものね。


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テーマ : 映像・アニメーション - ジャンル : 学問・文化・芸術

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