芥川龍之介の『河童』と『歯車』がとても面白い。

 芥川って、やはり『羅生門』を教科書で習った以外、あまり読まれていないような気がするけれど、そんなことないんでしょうか。
 黒澤明の映画の影響があったりなんかする気もしますけれど。

 で、とにかく、始まりは『河童』です。
 とってもおもしろい作品ですね。「秀逸」という言葉がとっても似合う。

 むかーし、読んだとき、なんかもうひとつおもしろくないなー、って思った記憶があるんですがね。
 よく似たテーマで言うと、中島敦の「悟浄」シリーズの方がずっとおもしろかったような気がしていました。
 で、今回、読んでみて、とてもおもしろかったです。

 はじめの方に出てくる、河童のお産のシーンなんて、最高であります。

 一方『歯車』ですが、解説文によると、このタイトルは、発表前に(この作品の発表は芥川の死後ですがー)、原稿を見せてもらった佐藤春夫がアドバイスをしてつけたそうですが、うーん、なんというか、感心しましたね。

 この作品は、幻覚と幻聴が始終おそってきて、死にたい死にたいと考えている人物が主人公ですよ。
そんな作品を読んだとき、一番に言うべきなのは

 「うーん、タイトル、変えた方がいいねー」

じゃなくてー、入院を勧めることでしょうに。おかげで芥川君は死んじゃったじゃないか。

 うーん、難儀な人達です。
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コメント

影藤さん、コメントありがとうございます。

 コメント、ありがとうございます。
 「図書案内」のお話、面白いですね。

 文学は読まれないんですかね。今日の新聞にも、村上春樹氏の記事があったりしますけれどね。

 少し残念ですよね。

No title

初めまして

黒澤監督が映画を作っていた時代については良く知りませんが、

現在、芥川はというより、教科書以外に近代文学は読まれない傾向にあると思います。
自分が高校生のとき図書委員会でお勧めの図書に芥川の地獄変、森鴎外の山椒大夫を図書案内で書いたら最悪に不評でしたので(苦笑)

文学は外国でも読まれないという問題があるということを何処かで読んだ気がします

話はかわりまして
残念ながら、河童と歯車は読んでいないのですが、読んでおきたい作品の1つです。

という自分ですが、芥川は地獄変が一番頭に焼き付いています。
あれは独特な話で好きだったり(古文が元々みたいですが)

また定期的に覗かせて頂きます。では

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