「我がゴミ屋敷」について

 読むべき本は、すでにあります。
 我が家に何冊かあります。いえ、とってもたくさんあったりします。
 よく考えてみたら、それはもう20年近く前に買ったきりになっている全集だったりしています。
 うーん、恥ずかしい。

 しかし、こんな感じで、かつて「全集」としてまとめて買って、ドンと本棚の中心にありながら、なかなか手が出せないでいる本って、ありますよね。ありませんかー。

 この手の全集って、ちょっと、いえ、かなり、しっかりした切っ掛けがなければ、思い切って手を出しにくいって所がありますよね。
 で、ぐずぐずとして、読まないまま現在に至る、という。
 うーん、本当に困ったことですね。

 実は先日、そんな読まないまま持っていた全集本10冊程度を、古書店に持っていったんですね。
 その顛末を一つ。

 以前にも確か報告したと思うんですが、我が家のそば(といっても歩いて行けば15分くらいは掛かるでしょうか)に一年ほど前に古書店ができたんですね。

 そこは近来まれに見る、ブックオフみたいじゃない、古本屋らしい古本屋さんで(「古書店」というよりは、昔なつかし「古本屋=ふるほんやさん」ですね。以下表記をこう変えます)、何度か足を運びました。

 少し前に私はその店で「ここは買い取りもなさいますか」と聞いていたもので、それで持っていったわけです。

 大学時代に買った『岩波講座・文学』です。あれ12冊でしたか。
 売る前に最後にもう一度じーとにらんだんですが、私ももはや遙か昔に人生の折り返し点を曲がりきって、やはりどう考えてもこの先この全集を読むことはなかろうと何度めかの同じ結論に達し、持っていったわけです。

 上記にもありますように、最近まれに見る、例えば京都の百万遍なんかにかつてあったであろう(少し前に、久しぶりにあのあたりに行ってみたのですが、やはり大きく変わっていましたねー)、そんな感じの古本屋さんです。

 古い哲学書や歴史の本や、和綴じ本なんかが積まれてあって、文学書なんかも(確か久保田万太郎や永井荷風や他にも全集なんかが)あったんですが、そこで「買ってもらえますか」と出したら、きっちりあっさり断られました。「瞬殺」ですな。

   (1)文学の本は売れない。
   (2)岩波の本は売れない。
 以上ですわ。

 まー、さもありなんとは思いますがね。
 店内に並んでいる文学書について御亭主は、「ここにある文学本はまー、飾りみたいなモンですワ」と言ってはりました。古本屋らしい古本屋さんでも、こうですからね。
 まー、しゃあないんですかねー。

 しかし、ということは、現在私の部屋にあるほとんどの単行本や全集本は、ほぼすべて無価値ということですかね。
 つまり私はそんな「ゴミ」に囲まれて住んでいるということになりますか。
 うーん、そうか。私の部屋は「ゴミ屋敷」だったのか。

 追記・後日友人とこの話をしていのですが、むしろブックオフなどのほうが極めて廉価ながら「買い取ってくれる」事があるという話でした。
 何といいますかー、……まー、……うーん、言いようがないですね。


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