恐るべき「ナンバ歩き」!?

 『自分の頭と身体で考える』養老孟司・甲野善紀(PHP文庫)

 えーっと、まず養老孟司氏ですが、この方は最近ますます「天下のご意見番」といった感じの人になってきましたね。
 以前の「天下のご意見番」は司馬遼太郎氏だったように思うのですが、すでにお亡くなりになって久しいです。(ついでに、小さな声で、ポスト養老孟司の「天下のご意見番」は、私見によると内田樹氏あたりではないかと思うのですが、いかがでしょう。)

 ともあれ、今を時めく養老孟司氏ですが、いろんな人と対談をなさっていますね。
 そもそも僕がこの人の本を読み出したのは、これも以前に触れたことがありましたか、小説家・安部公房亡き後、いかにも公房らしい文章を書いていたのがこの人であったわけで(冒頭から司馬遼太郎亡き後とか安部公房亡き後とか、そんなことばっかり書いて、えー、どうも、すみません)、知的で高踏的な書きぶりがなかなか面白かったです。

 (ついでに、公房・養老両氏とも、東大医学部のご出身ですね。もっとも、養老氏はその後母校の教授になられた方で、一方安部公房は、医者にならないという条件で医学部卒業を認められた方と伺います。なんでも、人間の胎児の妊娠月数を尋ねられて、二年とお答えになったとか、ならなかったとか。)

 一方の甲野善紀氏ですが、このお方は、ご存じでしょうか。
 実はこのお方も、一部ではとってもカルティーな人気を誇るお人です。

 「ナンバ歩き」って、聞いたことありますか。
 江戸時代、日本人は、今みたいに手と足を互い違いに出して歩く(右足を前に出す時は左手を前に出し、左足を前に出す時は右手を前に出しという、当たり前と思われている歩き方)というのをしていなかったと、喝破した人です。
 じゃあどうやって歩いていたかというと、同じ側の手足を同時に出して歩いていたそうです。で、この歩き方は、実は小さなエネルギーで大きな力を出すことが可能であると言った人です。

 それから、少し前の話題になりますが、かつて読売巨人軍に在籍しさらに大リーグでもプレーした桑田真澄元投手が、わりと好成績を残した時に、身体の使い方を甲野先生に学んだおかげだといっていた「古武道家」ですね。
 とにかく、力を込めたり入れたりしない教えだというようなことを桑田氏が言っていたように、ぼんやり覚えています。

 ついでのついでの話ですが、うちの娘の習っている合気道というのが、流派的には「古武道」に当たるらしいもので、たいがい何もものを知らない娘が、この「ナンバ歩き」のことだけは知っていました。
 かといって普段「ナンバ歩き」をしているわけではありませんがー。もししていたら、周囲の人は吃驚するでしょうねー、やはり。
 (本当についでのついでの話で、どーも、すみません。)

 で、さて、このお二人の対談集の読書報告なんですが、なんだか、とってもおもしろそうでしょ。
 えー、次々回に続きます。どーも、すみません。


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テーマ : 読書記録 - ジャンル : 小説・文学

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