秋の、ブラ氏とチャイコ氏比較は。

 やっと、らしくなってきましたね。秋、です。

 私の知人に、「春は、ブラームスのクラリネット曲がいい」とおっしゃるご婦人がいまして、こういった自信に満ちた断定の仕方は一体どうすればできるのだと、少し気にはなりつつ一方で、音楽鑑賞についてもこれだけ自分の好みを確固として言うことができれば、それはそれで人生はある種の幸福感に充ちているなぁ、と。

 ……いえ、季節は秋です。
 秋の音楽でありました。
 秋と言えばやはり定番でありますが、「秋は、ブラームスはお好き?」とばかりに、わたくしも、ブラームスを聴いてみました。

 ただ、少し趣向を加えまして、先日買ったところのバルビローリ指揮の『ブラームス交響曲全集』に、同指揮者のチャイコフスキィの『交響曲第4番・5番・6番』を、聴き比べてみたんですね。

 で、……えー、まー、ビギナーの私が言うのも何ですが、やはりチャイコは少し「パチ」っぽいですな。
 いえ、「パチ」っぽいとは、多いに語弊のある言い方でした。失礼いたしました。

 チャイコフスキィは、稀代のメロディメーカーだなぁ、と。

 ただ、何といいますか、やはり何と申しましても交響曲関係で言えば独墺系は「本道」と考えざるを得ず、さすれば、ブラームス氏はやはり「王者の風格」漂ひたるを如何ともしがたし。愚や愚や汝を如何せん。……。

 チャイコ氏も、『ピアノ協奏曲第1番』といい、『白鳥の湖』といい、また『交響曲第6番・パセティーク』といい、大地も凍てつく極寒のロシアの地で、あれだけハッタリかませるフレーズを作り出してしまう作曲能力は、並大抵の天才技ではないでありましょう。

 が、しかし、ドイツも充分寒いでしょうが、ロシアとの微妙な平均気温の差の分だけ、ブラームス氏は真正面から弦楽器を編成しており、一方チャイコ氏は、寒さに耐えきれずに管楽器(打楽器)に逃げたなという印象を、この度、わたくし、不遜ながら、6枚のCDを聴き比べて実感した次第でありました。

 まー、言うたもん勝ちですから、音楽批評は。
 音楽評論家諸氏の名前を改めて挙げるべくもなく。……はい。


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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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