「後世への最大遺物」とは何か(その2)

  『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三(岩波文庫)

 前回の続きであります。
 内村鑑三の講演の文章であります。とっても面白いです。

 筆者内村鑑三がまだ無名であった若き日、ある日青年内村はこんな風に考えます。
 自分も一人の男子としてこの世に生まれた以上、何とかしてその名を後世に残したいものだ、と。
 そして、既にキリスト教徒であった内村青年は、親しくしていた牧師さんに相談に行きます。

 ところがこのことを打ち明けると、牧師さんからあっさり否定されてしまうんですねー。
 「クリスチャンは功名をなすべからず」とか何とかいわれて。

 うーん、と唸りつつ、内村青年は、しかし負けずに考えます。
 これは私の言い方が悪かったのだ、名を残したいと言ったのが良くなかった、私のしたいことは名を残すことではなく、少しでも世の中を良くしたいことだった、そしてその結果として名前が歴史に残ることを考えたのだった、と。

 なるほど、これならどこからも文句は出ませんよね。
 そこで内村青年は、自らの志についてさらに考えていきます。
 具体的にどうすればいいのか。
 後世へ我々の残すものの中にまず第一番に大切なものは何か、と考えます。

 ……えーと、すみません。この調子で書いていきますと、とても簡単には終わりそうもないので、以下、かなりまとめつつ端折りつつ、「マキ」で進んでいきますね。

 内村青年が考えた「後世への最大遺物」はこの順番で4つでした。

 (1)お金
 (2)土木的事業
 (3)思想(哲学・文学)
 (4)教育


 ……うーん、これはなかなか面白いランキングですよね。
 というところで、すみません、また次回に続きます。


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ : 読書記録 - ジャンル : 小説・文学

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)