同時代曲としてのマーラーの交響曲(前半)

 『マーラーの交響曲』金聖響+玉木正之(講談社現代新書)

 この金聖響と玉木正之の「交響曲」シリーズは、同新書で現在3冊出ています。
 「ベートーヴェン」と「ロマン派」とでありますが、今回の「マーラー」も含めまして、どれもとっても面白い本です。(本書の最後の方に、次はハイドンとモーツァルトという台詞がありますから、きっとまだ次も出るんでしょうね。楽しみです。)

 やはり指揮者・金聖響の語りという、実際にタクトを振っている人にしか気付かないような事柄がたくさんと書かれているからだと思いますが、また、作品から想像できる作曲家の人柄なんかにも多く触れているのがとても面白いです。

 ……えー、わたくし、交響曲が好きでありましてー。
 まぁ、交響曲はクラシック音楽の華と言われていますから、どなたもきっとそうであろうとは思いますが、では一体どの作曲家の作品が一番好きかと申しますと、これがなかなか難しく、甲乙付けがたいのであります。

 とりあえず、ベートーヴェンのは別格でありましょう。これについてはきっと皆様も御納得いただけると思います。
 交響曲は好きだが、ベートーヴェンのは嫌いだって人は、ちょっと聞いたことがないですね。(ベートーヴェンのオペラが嫌いだという話は、一度聞いたことがありましたよ、又聞きですが。その女性の曰く、くそまじめで全然面白味のないいかにもベートーヴェンの書きそうなオペラということで、なんともぼろくそですが、まーちょっとはなるほどという気も、確かにしますね。もっとも、ベートーヴェンのオペラは一作しかないですが。)

 一応「べ氏」の交響曲を別格にしますと、私は割と長い間ブルックナーの交響曲がとても好きだったんですね。CDもベートーヴェンについで持っています。
 あの、音の洪水のような、また、一種の「宗教的恍惚」の感じられるような交響曲ですね。とても心が癒されるようであります。

 職場に、かつて同じくクラシック音楽を趣味とする方がいらっしゃったんですが、ブルックナーが好きだというと、マーラーは聴かないのかと訊ねられました。同じような質問をそういえば複数者からされたような記憶があります。

 全然私のこととは関係ないのですが、もう亡くなられて数年になるドイツの指揮者ギュンター・ヴァントの文章にも、あなたはブルックナーの「権威」だがマーラーは振らないのかと聞かれたという話がありました。
 
 ブルックナーとマーラーって、なんか、ちょっと見には似ている感じがあるんでしょうかね。
 でも、もちろん、違います。二人の作曲者の人柄や個性をいえば、もっと違っています。

 今回冒頭の本を読んで私は、マーラーという人物について多くのことを知ったのですが、そんなエピソードの幾つかをご報告しようと思いますが、……あ、あと次回に。
 どうも、すみません。


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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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