「雪景色の系譜」なれど……

 先日、Eテレの「日曜美術館」をぼうっと見ていたら、兵庫県西宮市にある大谷美術館の展覧会について情報発信をしていたので、一応同県人フランチャイズということで、女房と見に行ってきました。こんな、展覧会であります。

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 美術館は、最寄りの駅から7.8分、小学校横のコンクリート畳みの歩道を歩いて、なかなか静かな住宅街の一角にあります。当日は細かな雨が降っていたせいか、どうもあまり入場なさる方も少ないと見えましたが、入り口横のディスプレイと、こんな感じの入り口です。

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 門扉の上を覆う松の枝ぶりが、なかなか大胆でアクティブな感じですね。
 そういえば、少し前に美術好きの知人から、この美術館は若手の現代美術家の作品が充実していると聞いたことを思い出しました。なるほど、玄関の松まで現代美術的。

 で、まぁ、女房と入ったのですが、今回の展示は、江戸時代の掛け軸や屏風を中心にした、画題もタイトル通りの雪景色がほとんどの作品群であります。はっきり言って現代美術とはあまり接点がありません。

 実はわが家にも、小さな床の間があり、何本かの掛け軸があります。
 亡くなった親父が集めていたり、私も少々買ったりして(いえ、ご推察通りわが家の掛け軸にはそんな値打ち物など一本もありませんが)、時々掛け替えたりしてひとり楽しんでいます。

 そんなこともあって、わたくし少々密かに鑑賞眼に自信を持ちつつ、この度じっくりと雪の山水画を見たのですが、結論から申しますと、ちょっと恥ずかしいのですが、「雪景色の絵って地味ー」という、実に浅はかな感想を持ってしまいました。

 学生時代古典の授業で習った、俳聖松尾芭蕉の晩年の境地、「わび」とか「さび」とか、その外にも確か、ほそみとかしをりとかかるみとかわさびとか、……。
 うーん、なかなかそういった境地には、我々凡人は到達できませんなー。(お前だからできないんじゃないかという声も聞こえますが。)

 雪景色は寂しい、もっと人が、元気に一杯出てきて欲しい、きれいな花とか色鮮やかなものを画面に見たいなどという、東洋的美意識の極致とは極北の感想を持ってしまいました。

 まだまだまだまだ、全然、ぜんっぜんっ! 修行が足りないっ!


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