『生物と無生物のあいだ』福岡伸一・その2

   『生物と無生物のあいだ』福岡伸一(講談社現代新書)

 さて、上記の本を前々回の拙ブログで紹介しておりました。その続きです。
 えー、この本に書いてあることの「その1」は、

  「科学的に事実を解明することの難しさ」

であります。(ちがっているかしら。)

 で、「その2」は、そんな科学的発見をめぐる研究者間の競争についてが書かれてあります。そしてこの競争が、大層熾烈なのであります。

 それは一言で言えば、「オリンピックで金メダルしかない状態」

 わかりますか、銀メダル・銅メダル、なし。2等賞・3等賞なし。5位入賞なんて、洟も引っかけられません。これは相当にキツそうですよねー。

 そんな研究者の人間群像がどんなに強烈なものか、我々には想像もつきませんが、一番になれなかった人達は、実に、自らの人生をことごとく疑問視するというレベルの悔しさに陥るんですね。
 「オレの人生は無意味に終わってしまった」という。

 うーん、読んでいるとこれが、そんな挫折した研究者に感情移入しちゃって、非常に「ムナシク」なってきちゃうんですねー。
 そしてさらに、僕の思考はそこから、どんどん厳しい状況を夢想していくのであります。

 つまり、そんな研究者間の熾烈な競争というものを元にいろいろ考えていくと、むしろ現実には、金メダルだけしかないという分野・領域・業界は、、結構多いんじゃなかろうかと。

 音楽のコンクールなんかでも、2位、3位なんてあっても、実際は1位以外は「スカ」みたいなものだとも聞きますしねー。

 うーん、暗くなっていきますねー。

 でも、まー、当たり前ながら、それはレベルの問題でありまして、そんなこと言い出すと、会社では社長だけが金メダルで、それ以外はみんな「スカ」かいーっ、てなことは、まー、ないわけですね。

 とにかくそんな研究者の競争は、なかなか大変なものが書かれてありました。
 うーん、研究者になんてなれないアバウトな頭の構造で、よかったですね、みなさん。

 では、今回はこのへんで。

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テーマ : 読書記録 - ジャンル : 小説・文学

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