人生で2度目の体験の顛末(後半)

 えー、前回の続きであります。
 前回の内容は、……あーっと、面倒だから、前回のページをお読み下さい。

 というわけで、わたくしは人生2度目のテレビインタビューに臨みました。
 まずインタビュアーがこんな質問をしました。
 「この商品をお作りになったねらいをご説明下さい。」
 (えーっと、様々なところに少々差し障りがあるもので、質問の主旨は違えることなく、かつ細部については類型的な事象事柄に変換してお届けしております。あしからず。)

 「来た」と思った私は、ぷつぷつぽきぽき短文を積み重ね、句点の個所では四分休符まで入れながらお答えいたしました。

 「ありがとうございます。では次の質問です。」と述べられ次の質問が出ました。
 その時なんですね、わたくしが一瞬、あれ? と思ったのは。
 でも言葉を探しつつ、編集点編集点と頭の中で呟きながら、私は答えました。
 で、また次の質問。それを聞いて私は今度こそ、えーっ? と思いました。
 ……なぜか。……。

 結局質問は4つでした。その質問を、主旨を違えることなく簡略化しながら列挙すると、以下の4つになります。

 「この商品を作ったねらいは何か。」
 「この商品の長所は何か。」
 「この商品はどこが好まれると思うか。」
 「この商品をどのように使って欲しいか。」

 ……いかがでしょうか。
 かなりアバウトな造りの頭脳しか持っていないわたくしは、この4つの質問に対して4種類の答え分けができなかったんですね。
 それ、今答えたやん、それ、さっき言ったんといっしょやん、どゆこと? どゆこと? と思うたび、おのれの頭の悪さが世間に広く晒されていくようで、最後の方は編集点もぷつぷつぽきぽきもなく、まことにしどろもどろになってしまいました。
 
 ……あれはいったい何だったんでしょうか。
 今、アバウト頭で何となく思いつくことは、後でどうにでも編集できるようにわざと同じような質問をしたということでしょうかねぇ。……。

 後日オンエアーされた時、隣で一緒に見ていた女房が言いました。
 「お父さん、よかったやん! 今回は5秒くらい映ってて。前の時のまばたきで消えたのと比べたら、大出世やん!」

 結局テレビで取り上げられていた質問はひとつでした。
 そして私の答えは、あの4つの質問のどの時の答えだったのか、まるで分かりませんでした。

 最後に付け加えますと、今回の実際のわたくしへのインタビュー時間も、たぶん30分くらいはあったと思うんですけど……。


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