揚羽蝶飼育綺談・後半

 さて、後半です。
 1年目、2年目には順調に育っていた揚羽蝶の幼虫ジューシー君達が、去年今年とあまり姿が見えません。
 どーも鳥たちがやってきて食べているようです。我が家の庭の檸檬の木が、鳥たちの「食堂」になっている気配であります。

 そして今年の初夏のある日、業を煮やした女房は、とうとう「私が育てる!」宣言をしたのでありました。

 女房はそれから約一ヶ月、透明なプラスティックの虫かごに、卵の付いた檸檬の葉っぱを集め、孵ったら毎日せっせと新しい葉を補給し続け、第五齢のジューシー君を育てはぐくみ蛹にし、ある時は、部屋の壁に、蛹になってくっついている姿を発見して家族全員アゼンとしたりしながら、現時点で十匹ほども揚羽蝶として巣立たせました。

 えらいもので、そうなるとわたくしにも情というものが移ります。
 成虫になった揚羽蝶が、まるで我が子のごとくになります。
 庭から放すときは、ひらひらと徐々に小さくなっていく「我が子」を目で追って、いつでも還ってこいよという気持ちに、ごく自然になります。

 先日、こんな句を作りました。
 自分では、近来出色の句ではないかと密かに思っているのですが。……

 tajitsu.jpg


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