大長編・「音楽好き愛国者」の憂い・その3

 さて、「音楽好き愛国者」の憂いの第3回目であります。

 西洋芸術と日本芸術を、「文学」「美術」「音楽」の三分野に於いて比較してみますと、「文学」「美術」はいい勝負をしていると思える一方、「音楽」はひょっとしたら(ちょっとくらい)劣勢なんじゃなかろうか、という分析に到達してしまいました。
 しかし、それではならじとさらなる研究へ、私は突き進んでいくのでありました。

 実はわたくしは、こんな事を思い出しました。
 「歌舞伎は日本のオペラである」
 こんな事を書いた本を、少し前に読んだことを思い出したんですねー。
 そこで、これはぜひとも比較検討をせねばならぬと、図書館に行って借りてきました。こんなCDです。↓



歌舞伎名舞台集




 ちっちゃくってよく見えませんが『歌舞伎名舞台集』です。
 例えば『三人吉三』とか、『お富・与三郎』とか、『白波五人男』とかの、さわりの部分が入っています。で、聴いて見ました。

 ……やっぱり、負け、かな?
 いくら「ご新造さんへ、女将さんへ、お富さんへ、いゃさ、お富ぃっ、ひさし、ぶりぃ、だぁ~なぁ~」とか
「知らざぁ~言ってぇ聞かせやしょぉ~~」とか聴いても、ワーグナーに勝てっこありません。
 (歌舞伎の持つ演劇性はともかく、音楽性としては、やはり、「後塵を拝する」という感じは免れないと思うんですが。)
 そこで、オペラとの勝負は諦めて、次、こんなの聴きました。↓




江戸のバッハ




 これはさっきのよりまだちっちゃいんで、もっとわかりにくいと思いますが、一番上の段に『箏-江戸のバッハ』と書いてあります。(さっき図書館で一緒に借りたCDです。)
 これやこれやこれやこれや、これです。「江戸のバッハ」です。
 そーかー(シャレにあらず)。日本のバッハは、お琴弾きだったのかと感心しつつ、聴いてみました。

 これは、けっこうおもしろかったです。
 よくテレビなどで、お正月にかかっている曲、あれは『六段』あるいは『千鳥の曲』などという曲で、ともに江戸時代の検校の作曲と知りました。この音楽そのものは、それなりにおもしろかったです。
 でも、「江戸のバッハ」は吹きすぎでしょう。身びいきのレベルをはるかに超えています。
 うーん、やはり我が国の負けでありましょうか。
 いや、待てよ。まだあった。まだ、「秘密兵器」があった。

 わたくしはさらに「聖戦」を完遂すべく、最後の戦いに立ち上がったのでありました。
 以下、次回。

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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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