とっても素晴らしい赤瀬川原平氏の「絵画評論」・その1

 3回に分けて赤瀬川原平氏の「絵画評論」を紹介したいと思います。
 今回は、まずこの本です。

   『赤瀬川原平の名画探検・フェルメールの眼』赤瀬川原平(講談社)

 この本は、なんというのだろう、えーー、やはり画集ですかね。あんまり字はありません。「絵画評論」というより、「解説付きの画集」ですかね。赤瀬川原平氏が、一つのテーマのもとに、個々の絵の解説をしてくれています。

 絵画評論というジャンルが、僕はわりと好きです。絵を見るのが好きだから。
 考えてみると、たぶん、絵が好きじゃない人は絵画評論は読まないでしょうね。クラシック音楽が好きじゃない人がクラシック音楽評論を読まないように。

 だとすると、この手の本を読もうと手に取った段階である種の親和感が、取り上げた対象を真ん中にして生まれているわけで、もうそれだけですでに、すごいハンデをもらっている状態でありますね。実に幸福な出会いですね。
 ましてや、「フェルメール」であります。世界中に多くのファンを持つ、例のあれであります。世界で最も愛されている少女、あの『真珠の耳飾りの少女・青いターバンの娘』を描いた画家であります。
 あ、これですね。↓

青いターバンの少女


 しかし今回はその超有名画じゃなくて、『牛乳を注ぐ女』(この絵もたいてい有名な絵ではありますが)によって、赤瀬川氏の素晴らしい見巧者ぶりを、見てみたいと思います。

 「その2」に続きます。

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テーマ : 絵画 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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